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  • 村田真生

他人事ではない『盛者必衰の理』



「盛者必衰」という故事をご存知でしょうか。


皆さんは言葉の意味は分かっていても、他人事のように感じていらっしゃるのではないでしょうか。

小学校で習う故事ですが、実はビジネスの世界では、この故事が当てはまる事例が日常茶飯事的に驚くほど多く存在します。


歴史作家・塩野七生氏の著書「再び男たちへ」の中に、こんな言葉があります。




『(盛者必衰がなぜ歴史の理になるのかというと)私には、興隆の要因であったと同じものが、ある時期を境にして衰退の要因に変わるからだと思えてならない。なぜこのような現象が起こるかと言うと、それは競争の次元が変化したことによってそれまでの成功の要因であったもののほとんどすべてが、否定的な足枷に変わってしまうからである。』


『そして改革のための心構えとして、第一に、変わるといっても、自分(自社)自身の体質に合ったやり方で変わること。必要を越えた無理は病気(問題)を呼び、死(破綻)につながる。第二だが、改革は体力の、つまり経済力のあるうちに為されねば有効でないこと。』




一文一文が非常に頷けます。


運良く事業が成功し、儲かった利益で豪邸や社屋を立てたりといった一種の成功体験を経た後、今現在破綻まっしぐらで日夜金策に追われる企業・経営者が山のように存在します。


体力(人材を含む経済力)のあるうちはコンサルタントなど外部の力を借りるなどして改革ができるのですが、多くの場合、時すでに遅しです。

そのような企業の経営者に限って「盛者必衰の理」を他人事だと思っているのです。




この塩野氏の著書、そして佐久間氏の論評は、経営者であれば当然のことながら、今を生きる人全てが一読し、未来永劫、心に刻んでおいていただきたいものです。

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