• 村田真生

失敗が成功に繋がる「100%◯◯責任」の感覚



村田です。


人生を豊かに発展させていくためには「インプット=質の高い情報収集」と「アウトプット=行動」が必要で、行動していれば日々多くのチャンスが巡ってきます。

しかしその中には、トラップやフェイクが入り混じっていたり、その時点の自分の実力では上手くモノにすることができないこともあります。


はっきり実力不足で上手くいかなかった時はさておき、トラップやフェイク、ひいては他者・外部要因によりチャンスをモノにできなかった=失敗に終わってしまった際、多くの人は「あの人のせいで...」「あの人と組まなければよかった」などと "後悔" を口にすることが多いと思います。

そして、自分のそれまでの言動・行動は正当化し、他者のことは恨みつらみのように語ってしまう。


しかし、理不尽な事象から身を守ったり、やりきれない感情から逃れようと愚痴を吐き、他責=相手のことを恨んでいるようでは、いつまでたっても自分自身の器を広げることはできず、成功からは程遠くなるでしょう。


私の実例を1つご紹介します。創業1年目、とあるイベントを企画したときのお話です。


創業以前から顔馴染みだった某組織の幹部の方から「一緒に面白いことをやりましょう」とお話を持ちかけられました。

そしてイベントを私の会社で主催することになり、その方は「私がスポンサー集めを担当しますので、村田さんは企画や制作に専念してください。」と心強く仰っていただきました。


ところが、イベント本番まで1ヶ月を切ってもスポンサーが1社も確保できていないことを知り、何度確認をしても「多忙で身動きが取れない」とのお返事。

もともと企画の段階からその方と協議した上で、スポンサーありきで計画をしていたため、この時点で200万円以上の赤字を覚悟しました。


そして、その方は結局最後までほとんど音信不通になってしまい、私はイベント中止を避けるべくツテを辿って個人の方々からなんとか50万円程の協賛金をいただき、大手メディアも数社取材に入っていただけたこともあり、イベントそのものは盛況に終えることができました。

ただ、興行的には150万円超の赤字。


スタートアップの150万円は貴重なお金。このような目に遭うと普通は相手を恨みたくもなりますが、私は相手ではなく自分自身を責め、猛省しました。

ここで得た教訓は「お金はビジネスの心臓。人に任せてはいけない。」ということです。


学んだことは他にも色々ありますが、大切なのは「100%自己責任」という感覚を身につけること。

これにより、自分を正当化せず「こうしたら失敗する」と失敗の辞書に刻み込むことができます。同じ過ちを二度と繰り返さないようにするためです。学問的には「引き受け」とも言います。


また、自分の実体験だけでなく、本や周囲の方のお話などから擬似体験し失敗の辞書に加えることで、どんどん豊富な知見が増えます。この失敗の辞書が増えるほど、自分の判断能力・本質を見抜く力が備わっていき、成功するものしないもの、トラップやフェイクも直感的に分かるようになってきます。


私はまだまだ修行の身ですが、私のメンター(熟練の経営者・経営コンサルタント)は、成功・失敗の兆しを掴む達人。ここまで知見・感覚・経験値が極まると、経営者・企業の「今後の成功・失敗」が手に取るように分かるようです。


皆さんもぜひ「100%自己責任」の感覚を磨いていきましょう!


筆者:村田真生

HOSHINE(株)代表取締役社長、動画戦略コンサルタント。

ミュージカル俳優、作曲家、総合人材サービスAdeccoを経て25歳でHOSHINEを創業。

動画マーケティングを中心とするコンサルタントとして公共機関、大手・中小企業など累計200社を超えるクライアントを最前線で支援。中小企業数社の社外マーケティング・ディレクターも務める。

岡山県出身。趣味は読書、ピアノ、お笑い、囲碁(七段)。