• 村田真生

佰食屋事案に見る「経営に必要不可欠なもの」



村田です。


7月に入りました。いまだコロナの収束が見えない中、また 1社、倒産ではありませんが大きな課題を抱えていることで話題となっています。


今から 1年前、1日の提供量を限定することで在庫ロスを抑え、有給消化率100%、パート・アルバイトにもボーナス支給など素晴らしい労働環境を整えていたことで話題となり、時代の寵児となった京都のステーキ店『佰食屋』。

テレビ東京『ガイアの夜明け』でも大きく取り上げられていました。


しかし、2月以降のコロナの影響を受け、複数の店を閉店し、社員も解雇。

涙を流しながら社員に別れを告げていた様子に胸を打たれました。


経営者・中村朱美さんの著書「売上を、減らそう。」では『社員を犠牲にしてまで追うべき数字なんてないーー。』とも触れられていますが、その大切な社員を守れず、さぞお辛かったことでしょう。


解雇に至る要因は色々あると思いますが、ここで重要なのが「内部留保」の存在です。

近年あらゆる産業で増大傾向にあり、政府も批判を強めていますが、このコロナ禍ではまさに内部留保が会社、そして雇用を守る要となっていることは間違いありません。


二宮尊徳の「道徳なき経済は犯罪、経済なき道徳は寝言」という金言にもあるように、理念も大切ですが、綺麗事だけでは会社は決して生き残れない。

もちろん従業員その他全ての関係者を大切にし心を尽くすべきである一方、会社は慈善事業じゃありませんし、常に不足の事態に備えておかねばなりません。


経営には、理念と同じくらい、生き残るための「したたかさ」「算盤」も必要不可欠です。


筆者:村田真生

HOSHINE(株)代表取締役社長、動画戦略コンサルタント。

ミュージカル俳優、作曲家、総合人材サービスAdeccoを経て25歳でHOSHINEを創業。

動画マーケティングを中心とするコンサルタントとして公共機関、大手・中小企業など累計200社を超えるクライアントを最前線で支援。中小企業数社の社外マーケティング・ディレクターも務める。

岡山県出身。趣味は読書、ピアノ、お笑い、囲碁(七段)。

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