- 村田真生
◯◯のときに初めてわかる「真の味方」

村田です。
皆さんは、真の味方が誰かを把握されていますか?
この質問に明確に「イエス!」とお答えできなかった場合、今一度、少しでもご自身に関わりのある人を隅々まで観察してみてください。
良くも悪くも、真の味方が誰であるかは「窮地のとき」に初めて分かるものです。
本来は、社員ひとりひとりの本質を見ていれば「真の味方か偽りか」が分かるものですが、現実は肝心の経営者や要職者にある方々が社員の本質を見ようとはせず、結局は上辺だけ取り繕う「イエスマン」ばかりを寵愛し、良い仕事・報酬・自身の時間(会食など)さえも与えてしまいます。
しかし、真の味方・真の功労者というのは、意外と目立たないところに居ます。
優れたリーダーは、常に組織の隅々を見渡し、誰がどのような成果を上げているか、または支えているかを冷静に把握し、適切な評価を下していきます。
イエスマンばかりを寵愛してしまう経営者は、いざ経営が傾いたとき、いとも簡単に手のひらを返して去っていく、あるいは状況を鑑みず報酬や権利ばかりを主張する社員を見て人間不信になります。
そして、最後まで献身的に支えてくれている人の存在・有難味にようやく気付きます。
これは、過去・現在も数多くの企業が実際に直面している非常に多い例で、経営者によってはあまりの鈍感さゆえに、最後まで真の味方が誰なのかさえ認識できないまま堕落していく方もいます。
そうならないためにも、今一度真の味方・真の功労者を把握し、日頃から礼を尽くしておくことが大切だと思います。
真の味方を大切にしているかどうかで、いざというときの会社・経営者の命運が決まるでしょう!
筆者:村田真生
HOSHINE(株)代表取締役社長、動画戦略コンサルタント。
ミュージカル俳優、作曲家、総合人材サービスAdeccoを経て25歳でHOSHINEを創業。
動画マーケティングを中心とするコンサルタントとして公共機関、大手・中小企業など累計200社を超えるクライアントを最前線で支援。中小企業数社の社外マーケティング・ディレクターも務める。
岡山県出身。趣味は読書、ピアノ、お笑い、囲碁(七段)。