• 村田真生

劇団四季の「母音法」で変わる意思伝達の妙


母音法 劇団四季

こんにちは、HOSHINEの村田です。


自宅の書類を整理していましたら、劇団四季時代の懐かしい台本が出てきました。

(私は俳優だった16歳〜18歳の頃、劇団四季にも所属していました)


劇団員が全員ローテーションで担当し「美しい日本語の話し方」を児童に教えるという内容。


いわずと知れた四季の発声法「母音法」がテーマで、子音を省き、母音だけで言葉を発する訓練をします。


例えば…

おはようございます

オアオーオアイアウ("う" は伸ばす)


私は山田太郎です

アアイアアアアアオーエウ


という具合に、腹筋も使いながら、母音のみで一音一音を粒立てて発します。

子音よりも母音の発声を意識することで、聞き取りやすい言葉になるという理屈です。


ただ、この母音法、露骨に普段の話し方で使っていたら、明らかに不自然な日本語に聞こえてしまいます。

以前の記事でもご紹介した「J-POPの法則」のように、人は「グルーヴ感」(リズムや雰囲気)に惹かれる生き物なので、言葉は一音一音が粒立っていないほうが、耳に馴染みます。


それもあって、四季以外の演劇界で、四季出身の俳優さんが「四季っぽい」と周囲から言われるのは、セリフの一音一音が粒立っていて、日常的なプレーン(自然)なセリフ回しになりづらいことが原因であったりします。


しかし一方で、四季のように「言葉を濁りなくしっかり相手に伝えきる」という意識を持つことは、ビジネスや日常生活において、自分の考えを相手にスムーズに伝達し、理解してもらう上で不可欠だと思います。


そういうわけで、かくいう私も気が抜けているときなど、言葉が聞き取りづらいことがあるようですので、改めて母音法を訓練したいと思いました。


皆さんもぜひ、日々の仕事・生活の中で、少しでも意識してみていただければ幸いです。



筆者:村田真生(むらたまお)


1990年生まれ。岡山県出身。ミュージカル俳優を志し、16歳で上京。

俳優、作曲家を経て、Adeccoに入社。スーパーバイザーとしてKDDI本社の発注代行部門の管理運営・改善に携わる。2015年、25歳でHOSHINEを設立。

俳優時代は劇団四季オーディションの合格を皮切りに、蜷川幸雄・宮本亜門演出作品をはじめ商業演劇の国内主要ステージに立つ。手掛けた音楽はNHK、テレビ東京、京都コンサートホール、DAIMARUなどで放送・演奏されている。

現在、ビジネス動画の制作・運用支援を通じてクライアントのマーケティング・採用・ブランディングの課題解決に最前線で携わっている。

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